読書メモ-「地方創生の切り札 DMOとDMCの作り方」
仕事の関係DMOを知りたくて手に取った本。本というよりDiscover Japanが出版しているだけあって、そのサイズ。
内容は5つのチャプターに分かれていて、「DMO・DMCとは何か」「その背景」「DMO/DMCの構造」「日本の現場での注意点」「事例」といったところ。
DMOは、地域(destination)のmarketingとmanagementを行う組織であり、これまで観光分野が苦手だったビジネスの視点で資源をマネタイズ化させる組織と言ってしまえばいいのか。関わるステークホルダーが、同じ方向に合意形成でき、地域が一枚岩で向かう事が成功の鍵だと強調されていた。マーケだけではどの地域も均一化しがちになってしまう為、0から1を発掘する意識をと、イノベーション的なスタンスも大事だろう。
事例として広島県尾道市、宮城県気仙沼市や大分県日田市のDMO/DMCも取り上げられている。終始、図をうまく使いDMO/DMCが提供するバリュー構造などの説明に使われており教科書的な本だった。
尾道の事例では4年で100人以上の雇用創出は、驚き。バリュークリエイター佐藤真一氏の監修だけあり、事例内容は地域へクリエイター加わった成功事例が多くピックアップされています。
D(どうせやるなら) M(もっと)O(おもしろく)