広告効果測定用語②
広告支出に対して、どのくらいビジネスモデル上成果があったのか?を測定する指標。
ROI/投資収益率 (Return on Investment)
広告にかけたコストに対して得られる効果の割合
ROI=利益/費用
簡易化を目指し =(売り上げ−広告費)/広告費×100
ROAS (Return on Ad Spend)
広告費用に対して得られた売り上げ金額のこと。ROIが利益に対して、ROASが売り上げ高に対して計算される。
ROASがプラスでも、ROIがマイナスとなると広告が効果的でないことがわかる。
ROAS = 売り上げ額/広告費×100
その他
ポストクリック
広告をクリックして、サイトを訪れ2回目以降の再訪問時にコンバージョンをする行為。ポストクリックデータととして、広告の成果を集計し分析される。
アトリビューション分析
コンバージョンが発生した場合、そのセッションプロセスへ間接的に貢献した広告やその貢献度を分析する方法。
KGI ・KPI・KSF
KGI (Key Goal Indicator)
経営における営利業務の達成度合いを知る指標
KPI (Key Performance Indicator)
重要業績評価指標
KSF (Key Success Factor) or CSF( Critical Success Factor)
KGIやKPIを達成するうえで決定的な影響を与える要素や施策 KPIが商品販売の売り上げなら、KPIは問い合わせ数、KSFは問い合わせまで離脱なくスムーズに進むナビベーション設置となる。
広告効果測定用語
(1)インプレッション
インプレッションとは、広告を表示した回数(PVとは異なるカウント基準)。表示回数の計測には「リクエストベース」と「OTS (Opportunity to see)」などがある。
インプレッション単価 CPM (Cost per m Mille) or CPI (Cost per Impression)
CPM or CPI = 広告掲載料 / インプレッション
使い方
・入札単価(広告掲載)と比較;クリック数を使いCTRを計算し、入札単価が安くて、CTRが比較的高いものを導きだす。広告の効果・効率率性を高める。広告掲載の実施後は、コンバージョンとの比較。
(2)クリック
CTR/クリック率 (Click through Rate)
広告が表示された(インプレッション)うち、クリックされた数の割合。
CTRが高いと、「広告の媒体に訪れる人の関心」と「商品情報(広告内容)」もしくは「広告のクリエイティブ」 のマッチ度が高い。
CTR = クリック数/インプレッション数(表示回数)×100
クリック単価/CPC (Cost per click)
広告のクリックあたりの単価。
CPC= 広告掲載料/クリック数×100
使い方
・CTRとCPCの比較(コスト面と効果面の効率のよい媒体を選択)
(3)コンバージョン
CTC (Click to conversion or Click through conversion)
CTC=コンバージョン数/クリック×100
CPA(Cost per Acquistion)
顧客獲得単価
CPA=総コスト/コンバージョン数×100
使い方
・CPC Vs CPA (実際のキーワードの金銭的価値)
広告コストの種類
・インプレッション保証型広告
・クリック保証型広告
・成果保証型広告(アフィリエイト広告)
ランディング (Landing)
ランディングとは、最初に訪問したページ。 「ランディングページ」「専用ランディングページ」と呼び分けられるものもある。
ランディングページの役割はコンバージョン率を高めるより、離脱率を抑えて求めている情報にたどり着けるようにするのが大事である。また、流入が多く直帰率の高いページを重点的に改善していくことも施策の効率を上げる。
使い方
・直帰率の改善;ランディングページと以下のクロスや比較
流入元 (直帰率が低いページを参考に)
新規率
遷移率×次のページ(コンバージョンに繋がる重要ページを紹介できているか)
コンバージョン率
ランデイページ改善のためのツール
A/Bテスト
ヒートマップツール http://www.ginzametrics.jp/blog/referrer-pattern-average
LPO (Landing Page Optimization) ポイント
1. 何について書かれているサイトなのか明確に表示する
2. 画面サイズの最適化を行う
3. ナビゲーションをわかりやすい位置に配置する
参照元・リファラ(Referer)
参照元(リファエラ)とは、ページの入り口(と仮定した)なる、ユーザーが前に閲覧していたページ情報。
AISASモデルでのSearchステージでもあり、ユーザーがサイトへ訪問するにあたり予め何らかの動機や目標があることも注意。
検索エンジン(Organic Search)
検索フレーズ・検索ワード
検索ワードは検索に使った単語、検索フレーズは複数の単語。単語同士の間にタイプしたスペース(空欄)も一語に含まれる。
SEO(検索順位、ディスクリプション、ランディングページ)での施策によっても効果を上げることが可能。
使い方
・訪問者の動機やニーズの分析;検索ワード&フレーズと以下の項目をクロス。
セッション
直帰率
ランディングページ
ソース
コンバージョン
デバイス
・検索ワード、フレーズを数種類にカテゴリー化して傾向分析
(Google Analyticsのアドバンスセグメントなど利用)
アクション系のキーワードをタイトルなどに入れる(【販売】【購入】【見積もり】)と緊急性が高く、クリック率が上がる。
検索エンジン以外のウェブサイト(Referral)
ノーリファラ(Driect)
ノーリファラとは、リファラなしの流入であり、例えばメールに添付してあったURL、お気に入りやページアドレスを直接打ち込み、ランディングページに辿り着く訪問方法。
使い方
・ノーリファエラの属性分析;
・リピーター流入ページの特定:ブックマークなっていてLPになりそうなページの施策検討
ソーシャル(Social)
ソーシャルとは、TwitterやFacebookなどSNSが流入元となった訪問方法。
使い方
・SNSサイトの傾向を分析;各SNSサイトの以下の項目をクロス
・コンバージョン
・新規率
・PV
・ランディングページURL(と参照元)
※完全なるリファエラー 訪問者をサイトまで誘導する元となったURLのこと。
カート破棄率 (Cart discarded)
カート破棄率とは、EC機能のあるサイトにて商品をカートに入れたり、または購入プロセスを開始したにもかかわらず、途中で適わなかった確率。
わかること
・購入プロセス(カート内)のナビゲーションなどの課題
・事前の商品、購買プロセスの情報提供のギャップ
使い方
・破棄率の高いページの特定;プロセス前後や他商品との破棄率の比較
コンバージョン (CV, Conversion)
コンバージョン (CV, Conversion)とは、サイト上で得られる成果、もしくは最終的な成果。
コンバージョンの最終的なゴールは売り上げを上げることで、サイトによっては、サイト内でのコンバージョンが売り上げへと結びつかないケースもある。
そのため、サイトで目標としているコンバージョンがサイトの範囲から出たところで実行されることもある。例えば、宿泊予約の申し込みをサイトを閲覧後、電話にて問い合わされることもよく目の当たりにする。
ユーザーの行動を想定するようなロードマップの作成や、他部門への測定の協力が必要となる。